ミリ波技術は、核融合分野はもとより、通信工学や計測工学の中心技術として発展してきた。通信分野では「Beyond 5G/6G」をキーワードに、IoT技術展開に向け高速通信のための高周波化がホットトピックになっている。一方、計測分野では可視化の重要性が広く認識されており、自動車の自動運転の”目”としてますます注目されていくと予想される。核融合プラズマ計測では、高周波かつ高速計測が求められるなど、通信分野とは仕様が異なることが特徴であり、独自に機器開発を進め、計測技術を高水準に引き上げてきた。その技術を生体計測や、近接物体測定に応用する試みも進められており、知見や技術が分野横断的に適用されるようになった。一方、他分野の知見は一面的になりがちな個別技術開発に突破口を見出すきっかけになることにも改めて気付かされる。これらの点を考慮し、本研究会は、この新時代における「マイクロ波から、ミリ波、テラヘルツ波に至るまでの幅広い電波技術の応用」をキーワードに、波長や対象物の違いを問わず数理研究・機器開発・応用の実際を情報共有することで参加者間の協力関係を構築し、各々の研究を飛躍させることを目的とする。
研究代表者: 山口聡一朗 (関西大学)
所内世話人: 徳沢季彦
※ 旅費を希望される場合は、お早めにご連絡下さい。
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宿泊ご希望の方は、ご自身でヘリコンクラブ(https://www.nifs.ac.jp/helicon/index.html)での予約をお願いします。
その際、備考欄に「ミリ波研究会」と記載ください。所内世話人欄には、徳沢季彦(tokuzawa@)と入力ください。