発表者
長壁, 正樹
(NIFS)
説明
核融合科学研究所で稼働する大型ヘリカル装置(LHD)では、2017年3月から2022年12月の期間に重水素ガスを用いたプラズマ実験を実施した。重水素実験の目的は、プラズマ閉じ込めの同位体効果を明らかにし、核融合エネルギーの実現に迫る高性能プラズマを実現することにあったが、プラズマ中の重水素どうしがわずかながら核融合反応を起こし、中性子やトリチウムが発生するため、地元の理解を得る必要が生じた。そのための対策について発表する。