フュージョンエネルギーにおけるバーチャルラボラトリとAI×データ戦略〜ムーンショット目標10デジタルシステムプロジェクト連続ワークショップ(1)〜

Asia/Tokyo
ハイブリッド開催 (対面会場:アットビジネスセンター東京駅八重洲通り501号室)

ハイブリッド開催

対面会場:アットビジネスセンター東京駅八重洲通り501号室

Description

(3月6日追記)講演スライドをアップロードしました。

 

本ワークショップは、ムーンショット目標10「デジタルシステム」(MS10DS)プロジェクト(注1)プロジェクト概要スライドが企画している、4回の連続ワークショップ「未来予測型バーチャルラボラトリによる多様なフュージョンエネルギー開発」の第1回で、総論を扱います。

フュージョンエネルギーシステム(核融合炉)の研究開発には大きな予算と長い年月が必要とされますが、近年発展が著しいAI/データ駆動科学に基づくバーチャルラボラトリ(仮想実験室、Vラボ)がゲームチェンジャーとなることが期待されています。バーチャルラボラトリの性能は用いられるデータで決まりますので、データ生成(実験やシミュレーション)・データ連携(信頼性をもったデータ共有)・データ活用(AI/データ駆動科学)を一貫して考える「AI×データ戦略」が必須です。ここでの「データ」とは、数値データのみならず、プログラムコードや文書も含まれます。

本ワークショップはフュージョンエネルギー分野講演(プラズマ・物質・流体・宇宙・レーザー・統計・機械・原子・物性などの関連分野の内容を含む)と情報分野講演からなり、AI×データ戦略のあるべき姿を議論します。AI×データ戦略は全科学分野で重要ですので、フュージョンエネルギー以外の科学分野研究者、および、情報分野研究者も歓迎します。また、産業展開を目指しているため、企業系研究者も歓迎します。

本ワークショップはフュージョンエネルギーへの入門的講演も含まれますので、フュージョンエネルギーを全く知らない方にも有用です。

本ワークショップはハイブリッド開催なので、対面参加・オンライン参加が選べます。

  • 対面参加は、下記の「参加登録:対面参加申し込み」欄を使用してください(締切:会議終了時まで)。(終了)
  • オンライン(Zoom)参加申し込みは、ここをクリックしてください(締切:会議終了時まで)。(終了)

注:対面参加・オンライン参加ともに、定員に達した場合は、締切前でも募集が停止されます。

注:対面会場(アットビジネスセンター東京駅八重洲通り501号室)URL:https://abc-kaigishitsu.com/tokyo_yaesudori/yaesudori.html

注:本ワークショップ公式URL:https://indico.nifs.ac.jp/e/ms10ds-ws2025mar-1


連続ワークショップ「未来予測型バーチャルラボラトリによる多様なフュージョンエネルギー開発」全体の説明

フュージョンエネルギーシステムの研究開発には大きな予算と長い年月が必要とされますが、次世代装置の性能などを予測するバーチャルラボラトリ(Vラボ)が構築できれば、デジタル空間での開発(設計、性能評価、試行錯誤)が可能になり、フュージョンエネルギーシステム開発が劇的に加速します。本プロジェクトでは、フュージョンエネルギー分野と異分野(AI/データ駆動科学分野など)を融合させることで、多様なフュージョンエネルギーシステム開発むけにVラボを構築し、フュージョンエネルギーシステム開発の加速を目指します。さらに、Vラボは様々な問題に適用できるので、Vラボの産業界への波及も目指します。

当連続ワークショップは、バーチャルラボラトリによる多様なフュージョンエネルギー開発に関連する(または興味をもっている)学術界・産業界の方々を対象に、4回に渡って開催します。

 

第1回目は総論を紹介し、第2-4回ではVラボが解決すべきフュージョンエネルギー分野問題を、目的別に議論します。第2-4回目では講演を募集し、本プロジェクトが取り組むべきテーマについて、広く意見交換します。各回は独立したワークショップですが、第1回目(総論)に参加されてから、第2-4回(各論)に参加されると、全体像がつかみやすいです。本プロジェクトはスモールスタート型であり、第2-4回ワークショップの議論の一部は、2025年度に予定されている研究開発課題の策定や課題推進者(PI)を選定する際に参考にします。

第2-4回目の講演募集については、下記に添付されている「補足説明」ファイル(MS10DS-Workshop-2025Mar-hosoku.pdf)もご参照ください。

(注1)正式名称:ムーンショット型研究開発事業 目標10「2050年までに、フュージョンエネルギーの多面的な活用により、地球環境と調和し、資源制約から解き放たれた活力ある社会を実現」(プログラムディレクター(PD):吉田善章)プロジェクト「超次元状態エンジニアリングによる未来予測型デジタルシステム」(プロジェクトマネージャー(PM):星健夫);https://www.jst.go.jp/moonshot/program/goal10/index.html

 

    • 1
      「はじめに」、星健夫(MS10PM)
    • 2
      「ムーンショット目標10 「2050年までに、フュージョンエネルギーの多面的な活用により、地球環境と調和し、資源制約から解き放たれた活力ある社会を実現」 」、吉田善章(MS10PD)

      講演スライド(3月4日アップロード)

    • 3
      「多様なフュージョンエネルギー開発にむけたバーチャルラボラトリ〜MS10「デジタルシステム」プロジェクトの目指すもの〜」、星健夫(MS10PM)

      講演スライド(3月5日修正アップロード)

    • 2:05 PM
      休憩時間
    • 4
      「フュージョンエネルギーにおけるAI×データ戦略」、武田晴夫(内閣府人間中心のAI社会原則会議構成員、内閣官房Trusted Web推進協議会構成員、核融合エネルギーフォーラム運営委員、日立製作所 科学技術顧問)

      講演スライド(3月4日アップロード)

    • 5
      「信頼性のあるデータスペース」、越塚登(東京大学 大学院情報学環 教授)

      講演スライド(3月3日アップロード)

    • 6
      「生成AIを活用したプログラム開発」、吉見一慶(東京大学物性研究所 特任研究員)

      講演スライド(3月6日アップロード)

    • 7
      「 AI for Physics :シミュレーションベース機械学習」、上田修功(理化学研究所 革新知能統合研究センター副センター長)

      講演スライド(3月6日アップロード)

    • 3:45 PM
      休憩時間
    • 8
      「磁場閉じ込め型フュージョンエネルギーシステムの概要と課題」、福山淳(京都大学 名誉教授)

      講演スライド(3月3日アップロード)

    • 9
      「慣性型フュージョンエネルギーシステムの概要と課題」、高部英明(大阪大学 名誉教授)

      講演スライド(3月4日アップロード)

    • 10
      全体討論
    • 11
      「おわりに」、星健夫(MS10PM)